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はじめに

1978年、単身ブラジルへわたりました。


別にコーヒーを勉強にし行った訳ではない。

元来、怠け者で、南の暖かい国でのんびり、自給自足の生活が出来れば良いという程度のもので、たまたまお世話になったところがコーヒー農園。

ところが見ると聞くでは大違い、早朝から日の暮れまで、ひたすら肉体労働。
しかも、言葉は分からない、体力は劣る。情けない日々でした。

それが職業として焙煎屋になったのは、この地で知り合った故小室博昭さんとの出会いでした。

小室さんは、日本人で初めてブラジルでのコーヒー鑑定士(クラッシフィカドール)になられた方で、当時同国でもトップクラスの鑑定士でした。
たまたま私がいた農場の近くに住まわれていたので、氏の会社(丸紅コロラド社)の農場や、事務所を1~2度遊びに行ったというか。
日本語、日本食に飢えてましたから、たかりに行ったような物です。

鑑定風景は数人のアシスタントを従え、中華のような回転テーブル上に並べられた6オンスカップのコーヒー液(ろ過せず焙煎コーヒーの粉に直接お湯を注ぐ)を銀のスプーン1本で香り、味覚等審査に全神経を集中する姿は、本当にかっこよかった。 

ここで私の人生が180度転換してしまい、農業から焙煎屋へと心変わりしてしまった。

在伯中、IBC本部(ブラジルコーヒー院)を訪ねて受付の人に、「どうすれば鑑定士になれるか?」と尋ねたら、私の口の中をのぞきこんで、「虫歯が、あるから駄目だ。」あっさり門前払いされた。 
帰国後、真っ先に歯医者へ行ったのは言うまでもない。

今思うと、あれは冗談だったような気もしますが、本当のところは分からない。 

結局コーヒーの味覚については、国内のコーヒー会社に就職してから学んだ。

覚えは早かった。

例えば大きな欠陥のあるコーヒーで何故そんな味になるのか?
周りは誰も分からない。
だが、コーヒー栽培や精選を知っていれば直ぐに結びつく。

味覚に対する視点が大きく他の方々とは違っていて、あの体験は、
大きな武器となりました。

そんな、ちょっと変わった視点でコーヒーについて、ぼちぼち気が向いたら
書いていこうと思ってます。


小室さんについてもう少し補足。 

この業界に入った当初、小室さんと面識があるというだけで生豆の商社、同業者から一目置かれるほどで、かなり商売上、利用させて頂きました。

この機会に勝手に小室さんの名前を持ち出したことをお詫びします。
また、お亡くなりになったことつい最近知りました。

心よりご冥福を祈ります。
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