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便所蜂

売りを目的としていないブログだから、焙煎屋を悩ませる不快な昆虫について書く事にする。

通称「便所蜂」
焙煎後、袋詰めしているとどこからともなくやってくる。
コーヒー豆や粉にたかるわけではないが、周囲を飛び回る。

どうやら、焙煎豆の臭いに引かれて集まってくるようだ。
確かに、焙煎直後の豆を粉砕していると、糞尿に似た臭いがする。

ネットで調べて初めて知ったが蜂ではなくアブだ。
正式には「コウカアブ」という。別に便所にだけ出没するワケではない。
病原体を媒介したり、人を刺すワケでもない。人間にとっては無害らしい。

だが、包装中にそんなのが飛び回っていたら誰だって不快だ。

かといって、コーヒーの手前、殺虫剤を噴霧するわけにもいかない。

しょうがないから、「はえ取り紙」を天井から何本も吊った事もあったが、どうも見栄えが悪い。

締め切った室内で袋詰め作業をしてはいるものの、ドアや窓の開閉時や換気扇から進入されてはお手上げ。

俺の焙煎したコーヒーを好いてくれるのは、嬉しいが相手が「便所蜂」では、ちょっと悲しい。









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18:31 | コーヒー | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

有機栽培考 3

これまで有機栽培について否定的な話をしてきたわけだが、有名農園になるためには、高級品の産出は不可避で、コストを無視した栽培地があるのは確か。

例えば、農園解説で標高1400~1600mと記載されていれば、同じ品種であっても1600mの方が寒暖差が大きく高品質の可能性が高い。
さらに、陽当たり或いは水はけ等、地形的な条件の僅かな差が、大きく味覚に関わってくる。

そんな地形の良好な区画ばかりに集中的に施用管理して最終的な収穫品までロット管理をすれば、かなりの高品質品が期待できる。

ブラジルの滞在先にもそんな区域があって、ここはユウカリの木に囲まれていて、ブラジルでは珍しくさしずめユウカリがシェードツリーの役目を果たしていた。

品種はブルボン。
正直、多収穫品種のムンドノーボに比べて枝振り、結実数はかなり見劣りして豆粒自体もやや小振りで素人目には発育不良にしかか見えない。

それでもイタリア系の仲買人が収穫前から何度もこの地域には視察に来ていて売り先は早々と決まっていた。

まだ、「スペシャルティ」なる言葉すらなかった時代でもこんな事は
日常茶飯事だったから、日本のロースターが良品を確保するのは、本当に難しい。

ちなみに、この区域のコーヒーを帰りにお土産として貰って帰った。
帰国後、直ぐに国内のロースターに就職した物だから、この豆を社内の生豆仕入担当チームに焙煎試飲して貰った。
絶賛されたのは言うまでもないが、直接買い付けに乗り出すことはなかった。
その理由は、スクリーン16程度と小粒すぎて見栄えが悪い。
今も昔も一般ユーザー相手だと味覚よりも豆の外観が、優先されがちになる。

これはちょっと悲しすぎる。
ハンドピック重視もとどのつまりこんな感覚が根底にあるためのように思う。
13:11 | コーヒー | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

有機栽培コーヒー考 2

前回に引き続き、

ブラジルでお世話になっていたコーヒー農園は牧場もやっていた。
馬が5~6頭、牛が200頭以上いたと思う。
牛糞での堆肥作りはやっており、掻き回す作業は時々手伝った。
どちらかというと家畜は苦手だったから、あまり厩舎に近づかなかったが、乗馬だけは広い農場を往き来する上で便利だったから、いつの間にか、上達した。
乗馬は後の某国の車の入れない奥地においても、馬が唯一の交通運搬手段だったため、随分役に立った。
それにしても何故か馬は細道の崖側を通りたがる。
乗り慣れているとは言え、馬上から見る崖下は、スリル満点。


話がそれてしまったが、出来た堆肥は、全コーヒー農園に行き渡る量ではなかった。

200頭いたところで夕方厩舎周辺に集めて翌朝、乳搾りを済ませ、また放牧するわけだからその間だけしか回収できない。

飽くまでも乳搾りと食肉が目的で、堆肥作りはついででしかなかった。

完全有機肥料のコーヒー栽培となれば、堆肥を買わないと無理。
他の農場でも同じだと思う。

単一の牧場なら、牛糞が買えるかと言えば牧草地に使うからそれは無理。
となると、買えるのは養鶏場ぐらい。
だが養鶏場は、都市近郊型農業だから、山岳地のコーヒー栽培地までの輸送費はバカにならない。

要するに、農園内の限られた区域だけしか、堆肥をふんだんに使った有機栽培は実施されていないのではないかというのが、結論。

他は精々、除草した枯れ草を樹の根本にマルチングする程度で
それでは養分は十分足りているとは思えない。
まぁ、それでも「有機栽培」には違いないが、「有機栽培」=「美味い」という図式には大いなる疑問。
枯れ草マルチは、どちらかというと突然のスコールによる表土流亡を防ぐぐらいの感覚でしかない。

次回は、この「農園内の限られた区域」についてもう少し詳しく書くことにする。









17:15 | コーヒー | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

有機栽培コーヒー考 1

最近、スペシャルティーブームからかめっきり増えたように感じるのが「有機栽培」、「農薬や化学肥料は全く使っていません」と言う商品説明。
有機JAS認可は日本より諸外国の方が審査が厳しいとはよく聞くが、「認可は受けていないが・・・」と言ったくだりもよく目にする。

或いは、収穫後の精選工程で除去された果肉やパーチメント殻を畑に戻す云々。 こんなのは当たり前のことでそんなに改まって強調することなのかと興ざめしてしまう。

さて本題。
植物の有機栽培とは栄養源として有機物を吸収し、利用しているわけではない。
有機肥料内に含まれる単体の無機物(窒素・リン酸・カリ等)を吸収し栄養としている。


これはコーヒーに限ったことじゃなく作物全般に言えることだが収穫を終えて次の開花を迎えるにあたってまず農園でやる作業は、作物が養分を吸収しやすいように「石灰」を施用して土壌の中和をはかる。

石灰は植物の必須栄養素だが、養分の供給というよりは土壌の酸性度を矯正する目的で施用される。

代表的な石灰肥料に「苦土石灰」がある。
微量要素のマグネシウムを含んだ石灰で3大要素(窒素・リン酸・カリウム)の中の燐酸肥料分を有効に働かせる働きもある。

これを化学肥料と言うのかどうかわからないがいきなり堆肥を与えても吸収しづらい酸化した土壌じゃ意味無い様に思える。

一概に有機肥料が無機肥料より優れているとはいえない。 例えば、有機肥料では悪臭がしたり施用後微生物の影響でガスが発生しその際の発熱で植物の根を痛めて養分吸収できなくなる事もある。

他にも、家畜の糞尿から作った堆肥だと、牧草の種が多く混じっていて
かえって雑草が増えてしまったと言う話も聞く。

一方、化学肥料だと多用すれば土壌障害の危険はあるが、
そんなことにはならない。
特に即効性という点では絶大なものがある。

有機栽培は美味しい作物と言う考え方は、間違っていないと思うが、
そのあたりを実際の営農を踏まえてもう少し書いてみることにする。

農園滞在中のメモ帳を紛失してしまい、細かい数字で書けないのは残念だ。




13:23 | コーヒー | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

似非コーヒー屋

先日、わりと有名らしきロースターさんのブログを読んでいて、
特に焙煎に関して成る程と思う記述の多さに時間を忘れて最初から読みふけってしまった。

特に感心した事例について具体的に書くと、どの方のブログか判ってしまうから省略させて貰うが早速自分の焙煎機で見直した次第。

その結果、比べてみて自分の手法と大きく違っていなかった事を確認でき少し安堵したが、その様な細部に至る事柄を、今まで深く考えたこともなく酷く落ち込んだ。

以前にも書いたが、独立してしかも田舎にすっこんでしまった自分にとって、そう言った専門知識を得る機会の少なさを改めて痛感した。

この点では俺は間違いなく「似非コーヒー屋」の部類に入ってしまっているようだ。

ただこの方も「コーヒーの栽培」に関して、明らかに違うと思える記述が見られた為、ややためらいながらも管理者だけに表示される「コメント」を入れてみた。

ここでのキャラは意識的に硬派な辛口トークで通していはるが、ちゃんと先様には、失礼無いように実名で尊敬の念を持って書いたつもりだが…。

翌日には見事に削除されていた。
にもかかわらず、こちらが指摘した部分はちゃっかり訂正されていた。

大御所というのは、そんな物なのか?

なんだか複雑な思い。




16:54 | コーヒー | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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