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焙煎履歴 1

これまでに1kのサンプルロースターから始まって、100k、400kの全自動熱風焙煎機、続いて独立後30kの半熱風、12kの直火。
今は8kと60kの半熱風焙煎機を使っている。

12kの直火は、ドラムの歪みと軸受けのベアリングが損傷していて激しい異音のする廃棄処分の炭焼き焙煎機を譲り受けた。

既に廃盤となった機種で部品交換もままならない代物でドラム下の炭を入れる容器を取り外して
俗に言う「遠火の強火」を意識してガスバーナー位置を少し離して取り付けて直火に改良した。
バーナーも鉄管にドリルで穴を空けただけの自家製でかなり、危なっかしい代物。

直ぐ壊れたしまったが、半熱風と直火それぞれの豆をミックスしたブレンドコーヒーは、重くてキレがあると評判良かった。

30Kは、排気口と豆が当たる部分に当時としては珍しかったデジタル温度計を付けて徹底的にデータ取りに励んだ。

更にとある理由で1回目の爆ぜ以降の焙煎速度を緩やかに保てるよう設定温度でバーナーの火がついたり消えたり出来るように改造した。
それと、オーバーローストを防ぐ意味で、釜内に水が注入出来るようにもした。

他にも、排気ダクトの長さや角度を変えたり、とにかく思いついたことは、何でも取り入れた。

結果はどちらかというとやらない方が良かったと言うような感じだったが、
わずかな改良で味覚がこうも変わる物なのかと、驚きの毎日だった。

そして、大失態をやらかしたのもこの30K焙煎機だった。
この話はまた後日。

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17:20 | 焙煎 | comments (2) | trackbacks (0) | page top↑
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コメント

#
1kgから400kg(!!)まで。
直火から半熱風、熱風と、あらゆる種類の焙煎機ですね。
驚きです。改造や実験も半端じゃないようで、
すごいです。
しかしバーナーが消えたり点いたりってどうやればできるんでしょう?
by: とんきち | 2006/03/23 19:54 | URL [編集] | page top↑
#
>バーナーが消えたり点いたりってどうやればできるんでしょう?

詳しい事は分からないが、焙煎機メーカーさんに必要以上に温度が上がらない工夫(口当たりの柔らかい苦味を出したくてわざと中焼けが進むかと考えて)としてガス管に電磁弁と言うのをつけてもらった。
設定した温度になると、自動的にこの弁の開閉で火が付いたり消えたりする。

でも、改造はやってみないことにはどうなるかわからない。

どちらかと言うと機械にあった焙煎手法を見つけるほうが大事だと思っている。

by: UGQ | 2006/03/23 21:52 | URL [編集] | page top↑

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