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某国にて

最近のコロンビアは、やたら酸味が強くもう取り扱わない焙煎屋さんもあると聞く。
これは、耐さび病品種のバリエダ種(典型的な豆の形状はフラット面が少し角張って見える)への切り替わりによるところが大きい。

日本での焙煎屋修行を終えてから某国の山中でコーヒー栽培に復帰した。

ここは、今も事業継続しており、既に部外者となった自分のコメントで迷惑かけるといけないから、国、地域は伏せさせてもらう。

事業は開発当初に植え付けた樹は既に成木になってはいたが、ようやくすべての開墾事業をやり遂げ苗の植付けが終わったところだった。

平坦な圃場で機械化の進んだブラジルとは打って変わって、ここは急激な斜面で機械化は不可能。
まぁ、機械があったところでオペレターから養成しなければならない。
除草は蛮刀を振り回してやるから、とても恐ろしい。
何から何まで手作業のみ。
ブラジルで学んだことは何の役にも立たなかった。

人手は山奥すぎて集まらず、農園の規模は平面で600ha実際の圃場は起伏にとんでいてその倍はあろうかというぐらい。

案の定、管理の行き届かなさ過ぎから、「サビ病」(葉の裏側に黄色い花粉状の斑点が出来、葉が落ちてしまう)の大発生。
多くの樹が枯れてしまった。

もともと、罹病地帯には違いなかったが、こんなにすさまじいとは夢にも思わなかった。
ブラジルの霜害も惨めだったが、「サビ病」は防除薬はあっても罹病後の特効薬が無く補植と成木も収穫をあきらめ青実の段階で廃棄。
その後、大量施肥による樹勢の回復を待つ意外打つ手無し。 

味の良さからティピカ種を採用したが、病気に弱く苦戦続きの毎日だった。

そんなことの繰り返しだったが、健康な樹に成長した今は
地域一番のコーヒー農園になったと聞く。

あの頃、耐さび病品種に切り替えていたらきっと今の名声もなかったと思う。
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07:24 | コーヒー | comments (2) | trackbacks (0) | page top↑
農園の1日 | top | まるで大豆畑…

コメント

#
またまた産地の話興味深いです。
産地によって、厳しい所で栽培される所がありコーヒーを
作るのに多くの労力が費やされているのですね。

病気と品種改良も色々兼ね合いがあり、品種を変えて栽培量を増やして味を落とすか、そのままの良い品質を使うかで状況が変わってくるのも面白いです。

悲惨な状況での忍耐で一番のコーヒー農園になり、報われて何よりだと思います(^^)
by: オトシブミ | 2005/12/10 22:03 | URL [編集] | page top↑
#
>品種を変えて栽培量を増やして味を落とすか、そのままの良い品質を使うか

そうだな。
現場を預かる立場だと、申し訳なさと悔しさから、「品質が悪くても…」とついつい「ティピカ」は失敗の根源とよく陰口叩いていたな。

だが、目先の収穫をあきらめて(収入なし)でもこの品種にこだわったトップの決断とこの方針に沿って努力する現場スタッフに最大の敬意を表したい。

また、殆どお役には立てなかっが、この事業に立ち会えた事を誇りに思う。

by: UGQ | 2005/12/11 07:27 | URL [編集] | page top↑

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